No,004
奥松島体験ネットワーク
小野 文義
食べた時の感動を味わって。
採れたての瑞々しさは、
格別ですよ。
僕らの生活を通して、都市と地方が近づけば
平成14年からスタートした僕たちの団体では、ここ奥松島の豊かな漁業や観光と「えんずのわり」などに代表される伝統文化を組み合わせた複合型産業で、我々の生活の一部である漁業や遊びを一緒に体験する事で都市と地方の交流人口増大に努めて行きたいと思っています。
中でも我々が住む宮戸島を囲む海を活用した漁業体験は、観光要素も高く、気軽に漁師気分になれますよ。カゴ漁と言われる専用の漁具を海に仕掛け、それを1つずつ上げていくのですが何が入っているかは上げてからのお楽しみ。全く入っていない事もありますが、それもまた自然の摂理。獲れたら喜び、獲れなければ悔しがる。それも含めて体験ですね。
静かなのが好きです
この島で生まれて、ずっと見てきた景色だから気にした事はないのだけれど、ここはとにかく静かでいいです。震災があってほとんどのものが流されてしまったけれど、それでももとから静かな場所で、そういうトコが好きですね。
もちろん皆さんには遊びに来て欲しいですけれども。
あと、個人的には夏と冬がキライですね。エアコンを使う季節がちょっと苦手で。人工的なものだからは分からないのですけれど、昔からそうして育って来たからかもしれません。だから、どこにいても気持ちが良い春と秋が好きなんです。
生き物ってものを感じて欲しい
これまでにも色々な人に来て頂きましたが、まずはここ月浜の景観を楽しんでもらいたいですね。美しい形状の浜や、季節によって変わる変化など、自然豊かな宮戸島ならではの景観が最初ですね。
加えて漁業体験とかでは、今の今まで海にいた生き物が目の前に予告なく現れるので、生き物自体を見てもらって楽しんで貰えると思います。僕らでも名前の知らない生き物が入ってきたりもするので、一緒に楽しんでいます。
もちろん景色同様時期によって獲れるものも変わるので、夏ならウニやタコ、冬ならカニやドンコといったように、実際に触ったりするだけでも十分に日頃食べている食材をリアルに振り返る事が出来ると思いますよ。
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ふれあい体験ランド
奥松島体験ネットワーク
〒981-0412
宮城県東松島市宮戸
日本三景松島の外洋部にあたり、松島湾内最大の島「宮戸島」の月浜地区を拠点に、船の操舵、シーカヤック、かご漁、地引網、わかめ収穫体験など収穫の喜びや、海辺の自然を通じた体験型観光を行っています。
震災を乗り越え、海とともに生きてきた地元漁師とのふれあいから、震災当時の様子についても聴くことができます。
体験は2名以上から催行しており、料金は各体験ごとに異なりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
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